世界の大絶賛も個人的には遠い賛美 The Last of Us

私は人と感性がズレているようである。その事は以前からわかっていて、ここで書いてある事も「何を言っているんだろうこの人は」なんて思う事もあると思われる。
世間ではクソゲーなんていわれているものが、自分の中で揺ぎ無い良ゲーであったり、世間の神ゲーが自分の中では開発者を憎みたくなるほどクソゲーだったりする事は多々ある。

そんなわけで発売前から各レビューサイト(主に海外)で大絶賛されたThe Last of Usが発売された。もう信じられない程の大絶賛だ。開発元が同じUnchartedシリーズを超える程のものに仕上がっているなんていうレビューもみた。実際にmetacriticのスコアなんかもメディア、ユーザー共に高い。こんな高評価なゲームはここ最近ではTorchlight2以来知らないという程だった。

満を持して私も購入し、プレイをし始めた。序盤は最高潮に盛り上がり、この世界がどうしてこうなってしまったのかという演出だ。アンチャーテッドでも示されたような映画を見ているような感覚になり、まさに動ける映画だ。しかもサバイバルホラーというジャンルであり、これからの楽しさも「確定的に明らか」だった。

物語の序盤は終わり、実際にプレイをし始める。序盤はそれほど盛り上がらず、静かな探索パートと激しい交戦パートが何度か交互に繰り返される。ここまでの感想は微妙だった。

それから進めていくとシステムを使いこなせるようになる。武器の改造や、モノの生成である。このゲームのリソースは限られていて、その中でやりくりしなければいけない。銃弾などにも限りがあり、何度もトライ&エラーを繰り返すとわかるが、同じ敵でも弾をドロップする場合もあれば、しない場合もある。運が悪ければいざというときに弾がないなんて場合もありえるかもしれない。

さて、かなり進めて現在10時間ほど進んだところだ。プレイボリュームは十分にあり、シングルプレイをメインにおいているとはいえ、アクションアドベンチャーゲームでこのボリュームは相当だろう。アンチャーテッドならとっくにクリアに至っているはずだ。

ここまで進めた感想としてはクソゲーだ。これはノーティドッグ製なので、というハードルがあがっていたのも原因になっていると思うので、何にもないメーカーがパっとこれを出してこれば、すごいゲームだ!と評価をしていたかもしれない。しかし個人的にはコレは無理だ。以下にゲームシステムにおける解釈を挙げていこう。

まず、HPの存在は絶対である。アイテムを使わない限り回復はしない。その回復にもアイテムの生成が必要であり、使うか、使わずすすむかという緊張感がある。もてる数にも限りがあり、いつでもポイポイつかっていけるものではないし、使う際にも時間がかかる。モンハンよろしくグイっと回復薬を飲んだら、その後にガッツポーズをするようなもので、回復するにも時間がかかる。Left 4 Deadのような感じといえば知っている方なら理解できるだろうか。つまり包帯を巻く時間があり、それが終わると回復する。

戦闘は主にステルスがメインとなっている。敵に見つからずに倒すのが最良の手段であり、それを行う為に様々な部分から攻め入る事ができる。勿論いきなりドンパチに持ち込めるが、あまり現実的ではない。先ほどの通り色々なアイテムには限りがあるから、無駄に浪費するのは少々怖い。しかし、発見されてしまってはドンパチをするのが手っ取り早い。ここはいわゆる私の好きなゲームの自由度と繋がる。同じ攻略方法でも人によっては全然違う方向から攻める、裏をかくというのは楽しい。だからといって、決してこのゲームだけに限ったものではないので、ステルスゲームとしては標準点を保っているといえる。相手は人間の場合にはこれが適用される。

問題は感染者とよばれる、このゲームのゾンビみたいなものだ。しかし、これらの存在はうまい。目と耳で反応する人間に対して、感染者はライトで照らしても気付かない。音で反応するモノと目で反応するものがいる。クリッカーと呼ばれる感染者は攻撃を一度でもあたるとゲームオーバーだ。倒し方も手段が限られている。人間の時のようにごり押しではいかない。クリッカーを倒すには武器で殺すか、ステルスで近づいてナイフを突き立てると倒す事が出来る。その他の人間や感染者には、ここに絞め殺すという何のリソースも消費しない行動が追加されるが、クリッカーだけはナイフを消費して倒さなくてはならない。

ここまでは良かったのですが、感染者の場合はかなりストレスになる。ステルスゲームなので敵の動きを観察しながら範囲に入ったら殺すという、リアルに時間がかかる行動を起こすわけですけど、これを何回もトライ&エラーすることになってくると単純に時間がかかる。そして、人間の場合は発見した場所を最後に見つけた位置として追いかけてくる。なので他に逃げて欺ける、メタルギアソリッドのようにダンボールに隠れてやりすごし、また再度ステルスに挑戦とはいかず、感染者の場合はひたすらに追いかけてくる。一度崩れてしまったステルスは持ち直すことは出来ない。ステルスゲームとしては残念なところだ。

そして10時間もやっているとある程度敵の行動を掌握してきて、自分で攻略の筋道が立てられるが、おかしなことに感染者は何故か先ほどは振り返らなかったのにいきなり振り返ったり、とよくわからない行動を起こす。つまり「え?どうして?」という、わからん殺しが発生する。ゲームで楽しくないのが、このわからん殺しという人も少なくないだろう。わからず終わる、なので何度失敗しても同じ。失敗した!という瞬間すら思う事すら許されない。ただただ、何故?という疑問だけが頭をめぐる。

そして急にシナリオとして展開するドンパチ戦。ステルスを推奨するのに、強制的な銃撃戦が始まる。「え?そういうゲームなのこれ?」という疑問もわいてしまう。別にドンパチは嫌いではないので、寧ろ歓迎なのだが、あまりにも静と動の差があるのでゲームの方向性はどこに向いているの?と疑問に思ってしまう。サッカーボールで野球をしている。そんな風な違和感。

これから架橋に向かうストーリーもイマイチ面白いとは思わず、序盤で知った謎を引きずっているだけというモノ。日本のゲームなら一回謎がとけて更に何かしらの展開があってもおかしくなさそうなものだが、ずっとその謎をひっぱるのみ。シナリオを売りにしているらしいけども、それで?と言いたくなる。

一刻も早くクリアをして売ってしまいたい作品だ。実はアンチャーテッド3もクリアして即日売却した事がある。最近のノーティドッグは注意したほうがいいのかもしれない。

それよりも最近は購入するゲームの殆どが失敗に終わっているのが残念でしょうがない。出来る限りブログに書き残したいので書くのだけど、正直マイナスな事はあまり書きたくない、良い事を書いているよりも、見ている人に不快感を与えると思う。しかし現状悪いところが目立つゲームが多いので、こればかりは仕方ない。
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この記事へのコメント

- こーせき - 2013年06月26日 00:11:12

 こんばんは。この間はお返事どーもです。こーせきです。

 記事は基本ずっと拝見しております。ただやってないゲームとかだとコメントしづらいのでご無沙汰だっただけなのですよ。

 今回のこのラストオブアスですが、プレイするか迷い中で情報集めしてる所です。まぁ最終的に人の評価など関係無く、やりたい物をやるタイプなので大した意味はないんですが。発売前からやたら評価が高く即プレイしようかとも思った本作ですが、慎重になる理由が個人的にありまして…それはグラフィックの過剰な賛美です。
 今まで発売前にグラが凄い、新時代だ、と言われた作品は大体クソゲーでした。アンチャはプレイして思ったのですが、グラが綺麗で実写みたいで映画の様なストーリーだ!って…映画でいいじゃんと。ファンの方には申し訳ないが昨今のFFもそうで綺麗なムービーのついでにゲームをやらされてる感が強い。ムービーをつないで映像作品で良かったのではないか?と思ってしまいます。

 って感じで今は避けてます。後、難易度に関しても少し前まで日本のゲームが初心者や子供向けが多かった所為か、死んで覚えるゲームをコアゲーマーが賞賛しがちになりましたね。モンハンあたりからかなぁ。とにかく難しい!ではなくバランスが大事だし、難しくてもリトライしようと思わせない物は違うと感じてます。合間にドンパチ戦闘を入れたのは基本が単調なゲームだからでしょうか。雰囲気を損なうなら要らんと思いますが。

 けど他のサイトの評価を見ても単調でゲームとしてはどうか、と言われ出してるのでサイト主さんの意見はあながち間違ってないとも思いますよ。誉められてるのは主にグラなので映画でいいじゃん作品っぽいです。でも映画でやるほどのストーリーではないんだろうなぁ。

 で、感性に関しては気にする所では無いですよ。色んな意見は欲しいですし、僕も最近「マスエフェクト2」をやって面白かったので3も始めたんですが、このゲーム日本じゃ全然売れてないらしく驚きました。日本作品の小綺麗な宇宙人でなくガチで変な生命体ばかりだからか評価が低い。バッドエンド臭いのも日本受けしないみたいです。

 とにかく、雑誌やら何やらの評価はあてにならないので感じたまま伝えて頂ければと思います。結果僕の参考になりますし(笑)。
 本作でいえばきっとサイト主さんはグラやリアルさよりゲーム性…やっていて楽しいかを重視する方なのだと思いますよ。僕も結局そこだと思いますし…正直、PS4とかになったらPS3レベルのグラでいいからロードとか皆無な自由度の高い物を作って欲しいです。新機体が出る度感じるんですが、メーカー側は何故かグラの綺麗な浅くてムービーのロードが長いゲーム作るんですよね。綺麗でしょ?見て~ってやつです。意味判らない。

 …とプレイしてない癖に長く書いてスミマセン。サイト主さんの意見は間違ってないし少数派なら誇るべきだと言いたくて、つい。ここらで失礼します。
 

- うに - 2013年06月26日 00:50:59

ありがとうございます。
気になっているゲームがあればコメントしてくださいね。三国無双7のときはコメントが盛り上がりすぎて自分でも「この人はこういう事をいっていて。。。エーとこの人は・・・」なんていうように、頭が整理しきれないくらいでしたが少人数のコメントならシッカリと熟読して返事ができます。

悩んでるところなんですね。そうですね。グラフィックがきれいなもの、ステルスゲーム、パニックホラーのようなものが好きならアリかもしれません。アンチャのようなすっごいクライマックス感を期待しては肩透かしを食らいますね。静のところではアクビが出るほど静かです。

私はグラフィックは確かに評価しますが、ゲームの面白さ、システムの練りこみ具合というのが第一ですね。だからここで書いているゲームの中にはそれこそPS1でもできるだろう、というようなものもたくさんあります。
もちろんグラフィックがきれいなのがいいにこしたことはありませんが。
あ、ついでにいっておくとラストオブアスはぶっちゃけそれほど美しいグラフィックに感じませんでした。
先日のE3での次世代機の映像や、普段からPCで最高設定でゲームを遊んでいるからでしょうか・・・PS3にしてはすごいんじゃない?程度に思ってしまいました。

FFはグラフィックとシステムを両立できている作品だと思っていますね。あれほど日本でも世界でも売れながら毎作”挑戦”する作品ってなかなかないと思っています。

あ、あと映画的作品はどちらかというと好きだったりします、きれいなムービーって見ているだけで酔えます(リアルタイムレンダに限り)。たとえば、ここでは技術的にはこういう技術が使われているな、被写界深度をつかっていて、ここではブラーが入っている・・・というように・・・少々楽しみ方がマニアックですが、そうすることでムービーパートも楽しめるのなら一石二鳥という事で。

難易度のバランスですか、私はここらへんはRPGとしては世界樹の迷宮がはやったあたりからかな?と感じています。
それまでのRPGってエンディングを見せる為に進むようなものでしたけど、戦って強くなっていく過程を楽しむしかない「ダンジョンRPG」ではそうせざるを得なかった。
昔からそういうジャンルでしたが、これが爆発したとはいえませんが、いわゆるアニメ絵と反する難易度によって火がついたように思っています。

アクションゲームに関してはデモンズソウルからでしょうか?
うーん、でもアクションゲームは結構PS2時代からマニアックなものは難易度が高かったので、あまり考えもしませんでした。
爽快な簡単なゲームがしたい人は無双を
そうじゃない人はデビルメイクライを、みたいなもんかなぁと。

マスエフェクトですか、1を途中でとめてしまっていますね。そのうちやりたいと思いながら3もでちゃいました。面白かったですか?ぜひとも今後取り上げたいゲームですね。

マスエフェクトもやっぱり洋ゲーですからね。日本じゃやはり受けないかと。海外のスタートレック好きな人達には受けるんでしょうね。日本人の場合の宇宙がテーマだとロボットや少年少女が旅をする、というほうが受け入れられますよ、きっと。
私もどちらかというとそちらの方が手を出しますけども。

PS4に関してはかなり同感の部分もあります。
性能を使い切ったとんでもないグラフィックを見てみたい気持ちと、今のクオリティでいいから開発しやすくなるんだったらスパンを短くしてくれ!俺たちはゲームを沢山やりたいんだ!という気持ちです。日本のメーカーはそうなってくれそうな感じがしますが、洋ゲーはそうではない可能性が高そうですね。

というわけで、ありがとうございました。
今後も同じようなスタンスで続けていくことにします、よろしくおねがいします。

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