意外と楽しいSAOの世界 ソードアートオンライン・インフィニティモーメント

このゲームはPSPでリリースされたソードアートオンライン(SAO)というMMORPGに自身を投影してゲームを遊ぶ主人公(キリト)になってSAOの世界を擬似体験するRPGである。内容の程は単なるキャラゲーだと思っていたら実はなかなかに骨のあるRPGだったという誤算が嬉しい。

タイトルにオンラインと入っているが、これは原作がオンラインゲームをメインに扱った事からくるタイトルであって、ゲームの内容はオフラインゲームでありますが、オフラインで楽しめるMMORPGのように作られている印象を受ける。例えばフィールドを歩いていればNPCがそこらじゅうで戦っていてレベリングをしていたり、街でも会話をしながら歩いている。これでバザーとかの露天があればより最高だったかもしれない。たまに安くアイテムを出品したりしているユーザーが居たりするのを探したりね。

クエストを受注し達成したり、敵を殲滅しながらレベリングをしたりするところもいかにもMMORPGという感じだ。勿論敵にもアクティブ(好戦的)、ノンアクティブ(非好戦的)があり、アクティブに気付かれて戦っているうちにリンク(同じ敵と戦っているとそのタイプの敵が気付いて参戦してくる)が起こったりするのもお手本のような事も発生する。そして逃げようとして大量の敵でトレイン(リンクしまくった敵が大量にぞろぞろとついてくることによって起こる現象)したりしてしまうのもMMORPGらしいと言える。

更に戦闘システムはMMORPGのお手本のようなもので、シームレスに戦闘が始まると通常攻撃はオートで行われ、所謂必殺技のソードスキルとバフ、デバフ効果やヘイト管理などのバトルスキルを発動させながら戦う事になる。この際アクション性はほぼないのだけど、唯一敵の動きをみて、パリング(敵の攻撃を弾く)スキルを実行すると敵をリスク状態(不利な状態)にさせる事が出来るところだろうか。

基本的に主人公と味方一人の二人でパーティを組んで戦うが、味方は完全にAIで制御されている。その為AIが起こした行動を誉める事で、AIに学習させていくシステムが搭載されている。一応回復をしろ、とかスキルを使えといった指示は出来るが今のところはAIに任せているだけでもわりとしっかりと戦ってくれていて、こちらが技をうてば、それにあわせて連携技を発動する事や、いわなくても危なくなったら回復アイテム等でHPを管理する事をしっかり行ってくれる為非常に共闘感のある戦闘になっている。

私には自分で操作せずにある程度仕込んだAIというのは自分で全てのメンバーを操作するゲームより愛着が沸き面白いと感じるのかもしれない。

例えばTPSやFPS等でもあれを攻撃しろと命令をしたり、たまにはやられてしまうので助けにいったりすること。無双で言えば大将がやられそうになる事や、陣地を勝手に奪ってくれたりする事、RPGで言えばDragonAgeでの命令を予めセットしておくシステム、FF13におけるオプティマシステムも大まかな命令だけで後はAI任せ、テイルズシリーズ等も予めセットしておいた命令と後は完全にAIと共に戦うゲームであって、全て自分の思い通りにならない、寧ろ頭の弱いAIを自分がどうにかするというのが逆にカタルシスを生むように感じる。

そのせいか、単調な戦闘ながらも楽しめるのはこのせいなのだろう。よくあるMMORPGでもそうだ。やる事は単調だが、各々のプレイヤーが操作して倒すから共闘感を感じて楽しめる。これがAIになっただけのこと。変に中毒性がある。

しかし醍醐味なのは、"攻略組"と共に戦うボス戦だろう。こちらの2名を含んだ10名ほどで挑むボス戦はそれこそMMORPGの大人数パーティによる戦闘のようで楽しい。味方のHP管理やヘイト管理を行いあちらこちらでエフェクトが発生し、会話が飛び交うシーンはかなりの擬似MMORPGを味合わせてくれる。

尚且つ、難易度は高くはないけど、低いというほどでもなくキッチリとリソース管理やヘイト管理、味方の状況を把握していないと味方は"消滅"してしまう。私はアニメからSAOを知りましたが、この作品ではゲーム上の死は実際の死であり復活する事はない。ですので、この攻略組のメンバーの総数が減っていくという自体になります。おまけにオートセーブが行われているのでやり直しが効かず、原作のキリト達が怯えるように私達は死んだりはしませんが、SAOの取り返しの付かない事態というのがよく再現されている。

グラフィックや画面情報はPSPにしても粗く、見難いよりも醜いというのが正しいレベルですがこれもしょうがないかというところを感じる。HUDに全てを表示するには解像度が足りないのだろう。ショートログ、味方と自分のリソース、スキルの表示がHUDで、真ん中にメインの操作キャラクター達である。

ポリゴン等が粗いのも、メインキャラタクーの他にNPCが映りこむ事もあるし、更に敵はシームレスで表示されているし、NPCが戦って居ればエフェクト等も起こる。画面の情報としてはPSPが悲鳴を上げるレベルだといってもいいかもしれない。よくもまぁPSPレベルでここまで表現しきったものだと感心してしまう。少々PSPを甘く見すぎているのかもしれないが。

ボリュームは非常にあると思われ、数時間ではゲームのキャラが登場し切る事すらなく、25階分ゲームの階層を登っていくけど、ひとつが数時間かかると言えば後はわかるだろうという事。

PSPでリリースされた事が惜しいくらいに擬似MMORPGをうまく表現したゲームで、今後もしゲーム展開をする事があれば、PSVITA等でnear機能なんかを使ってモブキャラ配布とすれば更にMMORPG感が高まるのではないかなと夢想したりする。
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最近はJRPGだけでなく
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